なぜデータセクションは株価が急騰したのか。連日のストップ高と今後の株価予想

目次

1. データセクションとは?会社概要・ビジネスモデル

データセクション(証券コード:3905)は、AI・ビッグデータ解析、テキスト解析技術、ソーシャルメディア分析、DX支援を主力事業とするIT企業です。
2000年設立・東証グロース市場上場。SNSやWeb上のデータ分析に強みがあり、最近では自社開発のAIクラウド「TAIZA」など次世代AI事業にも注力しています。

2. 株価が急上昇した理由と最新材料まとめ

2025年6月以降、データセクションの株価は連日のストップ高を記録。6月5日には2,119円を突破し、7月4日の大型発表を受けてさらに株価が急騰しました。

株価急騰の主な要因

  • CUDO Ventures(英国AI企業)との資本・業務提携(2025年6月2日発表)
    • CUDO社はNVIDIAのパートナーで、最新GPU(B200など)を使ったクラウドAIインフラ事業を展開
    • 本提携により、データセクションが「AIデータセンター事業」へ本格参入
  • 大阪にアジア最大級のAI拠点を建設へ
    • NVIDIA「B200」搭載サーバーを5,000台・約392億円で導入
    • 1秒間に100京回の演算が可能なAIスーパークラスター構築
    • 国内の生成AI需要急拡大を背景に、今後の成長ドライバーとして大きな期待
  • 出来高急増・投資家のテーマ買いが活発化
    • 2025年6〜7月の出来高は2,000万株超、短期資金の流入も顕著

【補足】データセンター・AI基盤市場の成長性

  • 国内データセンター市場は2024年に4兆円規模、2029年に向けて年平均6%で拡大(富士キメラ総研)
  • 生成AIブームを背景に、AI計算基盤の需要が爆発的に増加

3. 今後の成長期待と注意点

プラス材料・成長ポイント

  • AI・データセンター関連は世界的に注目度が高い“テーマ株”
  • 海外大手との提携によるノウハウ・技術・資金力強化
  • 国内AIインフラの拡充=国策・トレンドに合致

注意点・リスク

  • 巨額の投資が必要なため、資金調達や収益化の進捗が重要
  • 株価急騰後の調整リスク(過熱感)
  • AI・IT分野の競争激化や、海外勢とのシェア争い

4.注目の買いタイミングとおすすめ指値戦略

ズバリ、いくらなら買いか?【投資家目線で解説】

2025年7月時点で、データセクションの株価は3,000円〜3,500円のレンジで推移しています。
ここまで急騰した銘柄は「過熱感による調整」も警戒されるため、焦って飛びつかず、冷静な押し目買い戦略がおすすめです。

1. 押し目の目安ライン

  • 直近高値である3,500円ラインを一時突破し、押し戻されている
  • 過去の急騰局面では2,100円付近が“節目”となっている
  • 移動平均線(25日・75日)を下値のサポートとして意識

2. 買いの目安

  • 2,800円〜3,100円付近で反発が見られれば、打診買いを検討
  • 調整が深ければ2,300円〜2,500円台まで引き付けて分散買いも◎
  • 急騰後なので「1回で全力買いせず、数回に分けて指値を置く」のが基本

3. おすすめ指値戦略(例)

タイミング指値例注釈
1回目(押し目で打診)2,900円現在値よりやや下、過熱感の調整待ちで拾う
2回目(強めの下落時)2,500円25日/75日移動平均線に近い水準
3回目(短期急落時)2,200円6月初旬の急騰起点ライン

※複数回に分けて指値を置き、押し目・調整局面でじっくり拾うのが「テーマ株」の基本戦略です。

4. リスク管理も忘れずに

  • 急騰銘柄のため「全資金を一気に投入しない」「必ず損切りラインを決めておく」
  • 目先は市場のニュースや需給動向も要チェック!

5. まとめ

データセクションは、「AI革命」の波に乗る日本発の有望企業です。今後はAIデータセンター・生成AIインフラ構築という成長ストーリーが、国内外の投資家から一段と注目を集めるでしょう。
一方で、株価は短期間で急上昇しているため、リスク管理や最新ニュースのチェックも必須です。
AI・クラウド・データセンター分野への投資を考えるなら、今後も「データセクション」の動きに注目しましょう。

【参考:AI計算基盤(スーパークラスター)とは?】

複数の最新GPUサーバーを高速ネットワークで接続した、超大規模な計算インフラ。ChatGPTのような生成AIの学習や最先端研究に不可欠。
データセクションは、アジア最大級の拠点を大阪に建設予定。

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この記事を書いた人

おこめ
29歳、会社員投資家。7年で資産3,000万円達成。成功も失敗も、投資の記録を赤裸々に。

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